東京の肛門科・痔・大腸内視鏡検査なら・・・

肛門科の病気大腸内視鏡検査・大腸の病気症状から病気を診断
肛門科を受診しよう疑問を解決プロフィールリンクHOMEへ


異物による肛門周囲膿瘍・痔ろう

・竹串や魚骨などの異物が原因で、肛門周囲膿瘍や痔ろうが起こることがある。
・この場合異物を取り除き、膿を出せば多くの場合治ってくる。
・痔ろう化した場合には、痔ろうに準じて手術が必要となる。


異物による肛門周囲膿瘍・痔ろう1 通常の肛門周囲膿瘍は、肛門陰窩(こうもんいんか)というポケットから細菌が侵入して生じる。
異物による肛門周囲膿瘍・痔ろう2 とがったものを飲み込んでしまって、その異物が肛門にささった場合には、そこから膿が入り、肛門周囲膿瘍となることがある。
異物による肛門周囲膿瘍・痔ろう3 この場合、異物を取り除いて、通常の肛門周囲膿瘍の処置と同じように切開して膿をだす。
異物による肛門周囲膿瘍・痔ろう4 異物を取り除いて膿を出せば、このまま治っていくことが多い。
異物による肛門周囲膿瘍・痔ろう5 もし痔ろうが形成された場合には、痔ろうの手術に準じた治療が必要となる。


(解説)

肛門周囲膿瘍とは」で説明したように、肛門周囲膿瘍や痔ろうの95%以上は、肛門陰窩というポケットから細菌が侵入して生じます。

いっぽう、竹串や魚骨などのとがった異物を誤って飲み込んでしまった場合、これが肛門につきささって肛門周囲膿瘍や痔ろうを形成することがあります。

また時に、過去に受けた手術の糸などが原因となって痔ろうを形成することもあります。

このような場合、通常の痔ろうのつもりで手術を進めると、痔ろうのトンネルが通常のパターンとは異なる走行をしています。
「あれれ・・・?」と思いながら痔ろうのトンネルを追いかけていくと、最終的に異物が見つかって「やっぱり異物だったか」と一安心という経験が私も何度かあります。

この異物による肛門周囲膿瘍や痔ろうの頻度はそれほど高くなく、大腸肛門科専門病院であるわれわれの施設でも年に数例くらいしか経験しません。

こういった異物が原因で生じている膿瘍や痔ろうの場合、異物を取り除いて膿を完全にだしてやれば、それだけで治ってしまうケースが多いです。


痔ろう・肛門周囲膿瘍の関連記事
痔ろう・肛門周囲膿瘍 まとめ痔ろうとはなにか・痔ろうの原因肛門周囲膿瘍とは肛門周囲膿瘍・痔ろうの症状肛門周囲膿瘍と痔ろうの関係肛門周囲膿瘍で膿を出したあとどうするか痔ろうのタイプについて痔ろうの予防法痔ろうを手術しないとどうなるか痔ろうの手術の前に大腸内視鏡検査を痔ろうの術式を比較する痔ろうの手術(切開開放術)痔ろうの手術(括約筋温存術)痔ろうの手術(シートン法)皮下痔ろう(I)の手術低位筋間痔ろう(IIL)の手術高位筋間痔ろう(IIH)の手術坐骨直腸窩痔ろう(III)の手術骨盤直腸窩痔ろう(IV)の手術クローン病の痔ろうについて異物による痔ろう・肛門周囲膿瘍壊疽性筋膜炎(フルニエ症候群)痔ろう癌とは痔ろう手術後の変形や便漏れについて痔ろう手術後の再発について





 よくわかる大腸・肛門科 HOMEへ

症状から病気を診断肛門科を受診しよう疑問を解決プロフィールリンク
大腸内視鏡検査・大腸の病気 (大腸内視鏡検査大腸ポリープ便潜血・・・)
肛門科の病気 (痔核痔ろう・肛門周囲膿瘍裂肛直腸脱直腸瘤・・・)