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潰瘍性大腸炎とは

・原因不明の炎症が、直腸から奥の方に向かってひろがっていく病気。
・下痢、出血、粘血便などが持続する。
・現在の医学では完治させる方法は見つかっていない。難病に指定されている。
・全国共通の治療ガイドラインに準じて治療が行われている。


潰瘍性大腸炎 (どんな病気か)

原因不明の炎症が、直腸から奥の方に向かってひろがっていく病気。

厚生労働省の難病に指定されている。


(症状)

下痢、出血、粘血便などが持続する。


(治療)

現在の医学では完治させることは不可能だが、炎症の進行を食い止め、正常の状態に近づける治療を行う。

全国共通の治療ガイドラインに準じて治療が行われている。






(解説)

潰瘍性大腸炎とは、原因不明の炎症が直腸から奥にむかってひろがっていく病気です。

いまだに原因不明の病気であり、根治させる方法がまだ見つかっていないため、厚生労働省が難病に指定しています。
もともと欧米人に多い病気だったのですが、最近では日本人にも多くなってきています。


潰瘍性大腸炎の症状として多いものは、下痢と血便です。
血便は真っ赤な鮮血ではなく、「粘液混じりの血便」と表現される方が多いです。


この病気は根治させる方法が見つかっていないので、現在の医学では炎症の進行を可能な限りくい止め、症状を改善させて維持していくことが目標となります。
早めに診断をつけて治療を開始した方が、長年放置しておくより成績がよくなります。


潰瘍性大腸炎の治療法は、炎症の広がり具合とその強さによって異なります。

軽症で直腸の小範囲だけにとどまる炎症であれば、座薬や注腸といった局所療法でも対処は可能です。
いっぽう炎症がある程度広範囲に広がっている場合には、ペンタサという炎症を抑える飲み薬が治療の主体となります。

これらの治療で症状が改善しない場合には、ステロイドや白血球除去療法および免疫抑制剤といった特別な治療が必要となる場合もあります。

きわめて重症の潰瘍性大腸炎で、いろいろ手を尽くしても効果がない場合にかぎり、大腸をすべて取り除く手術が必要となることがあります。


潰瘍性大腸炎の場合、強い炎症が長年続くと癌化する可能性が高くなってくることが分かっているので、年一回大腸内視鏡検査を受けて厳重な経過観察が必要となります。

仮に炎症が強くない人の場合であっても、炎症の進行度を定期的にチェックして治療方針を確認するために、原則として年一回の大腸内視鏡検査をおすすめしています。


数多くの大腸内視鏡検査を行っていると、最近この潰瘍性大腸炎が見つかる頻度が驚くほど多くなっているのを感じます。

大腸肛門科を専門としている病院や、炎症性腸疾患を得意としている病院であれば、どこでも毎日数人〜数十人の潰瘍性大腸炎の患者さんが受診しているはずです。





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