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この文章は、以前ある小雑誌に投稿した文章を、ホームページ用に編集したものです。
元は原稿用紙二枚程度だったのですが、かなり書き足して現在の形になりました。
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「なぜ大腸肛門科をやっているのか」という質問をされたことがある。
「何も好き好んでこんな分野を専門にしなくても・・・」という質問者の心の声が聞こえてくるようである。
医師の専門分野は、「親が○○科の開業医である」とかいう事情がない限り、かなりの程度が偶然や人との出会いで決まってしまう。
自分の場合も、学生の頃に将来大腸肛門科をやることになろうとは夢にも思っていなかった。
ただ単に、「頭を使うより手先を使う方が好きだから外科系」という理由で外科医局に入局し・・・
(実際には、外科は手先よりも体力を使う科だったが)
大学の外科医局では、「たまたま大腸がん研究グループに所属」することになり・・・
大腸がん研究グループや大学の関連病院でときどき担当していた「大腸内視鏡検査がうまくいかなかった」から、しばらく大腸肛門科専門病院で修行させてもらおうと考え・・・
そこで肛門科手術のエキスパートによる職人芸を目の当たりにし、自分も大腸肛門科を一生の仕事にしようと決心し・・・
それ以来この病院でずっと大腸肛門科の修行を続け、現在に至っている・・・
(以下本文)
1 なぜ大腸肛門科をやっているのか
自分は某地方の○○大学出身である。
○○大学医局では、自分は「大腸がん研究グループ」に所属していた。
○○大学の外科はほとんど癌を扱っており、自分は教授の指示で「大腸がん」の研究グループに配属されたわけである。
大学やその関連病院に所属していたときには、所属グループの関係上、ときどき大腸内視鏡検査を担当することがあった。
当時自分がやっていた大腸内視鏡検査は、今思えばお粗末なものだった・・・
1 なぜ大腸肛門科をやっているのか|2 これは俺がやりたい大腸内視鏡検査ではない!|3 目からうろこ(その1) 大腸内視鏡検査|4 目からうろこ(その2) 肛門科手術|5 大腸肛門科を一生の仕事とすることに決めた|6 大腸内視鏡検査と肛門科手術の修行に没頭する|7 俺は井の中の蛙だった|8 肛門外科は10年つとめて一人前|9 医師の教育について|10 そして現在へ・・・
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