(症状)
「便が出口まで来てるのに出にくい」
「いきまないと出ない」
「残便感がある」 などの訴えがある。
(生活上の注意)
食物繊維や水分を十分にとる
これはどのタイプの便秘でも共通。
便意を我慢しない
便意を感じたら、我慢せずにトイレに行く。
毎朝トイレに行く習慣をつける
便意がなくても、毎日決まった時間にトイレに行くようにして、排便の習慣をつける必要がある。
(薬の使い方)
・塩類下剤(マグラックスやカマグ)
便を軟らかくして、排便を楽にする作用がある。
・コロネル
食物繊維の作用がある。便の容量が増し、排便しやすくなる。
・レシカルボン坐薬
便が出口まで来ているのに出ないときに用いる。
週2〜3回程度、定期的に使用して排便習慣をつける方法も有効。
(解説)
直腸型便秘とは、大腸の出口にあたる「直腸」の異常が原因となって起こるタイプの便秘です。
直腸には便を感知するセンサーがあり、ここに便がたまってくると便意が起こって排便行動が起こるわけです。
便意をがまんする習慣がある人や高齢者などでは、この一連のシステムがうまく機能しなくなり、便が直腸に来ても便意を感じなくなって便秘となることがあります。
直腸型便秘の場合、「便意を感じない」「便が出口まで来ているのに出ない」「残便感がある」といった訴えがあるため、痔が原因ではないかと考えて肛門科を受診される方が多いです。
このタイプの便秘では、便意があれば我慢せずにすぐトイレに行くよう心がけることが重要です。また便意がなくても毎朝トイレに行き、排便習慣をつけることが大事です。
直腸が原因となって起こる便秘には、ここで示した直腸型便秘のほかにもいろいろな原因があります。
たとえば、直腸瘤(ちょくちょうりゅう)、直腸重積、奇異性排便時収縮といった特殊な直腸肛門の病気が便秘の原因となっている可能性があります。
これらの特殊な直腸肛門の病気が便秘の原因となっている場合には、手術した方が良い結果が得られることもあります。
治療を開始する前に、大腸肛門科を専門とする医師の受診をおすすめします。
また、いうまでもないことですが、必ず大腸内視鏡検査を受けて正しい診断をつけてから治療を開始する必要があります。
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